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不妊迷子の治療の記録

不妊治療(男性不妊、着床障害)の記録を、当時書き溜めていたメモをもとに振り返っています。治療の進捗が、そろそろ追いつくかも。

33周期目 KLC 採卵キャンセル 杉WC初診

2015年3月〜4月


3.11リセット

3.13 D3 KLC 内診なし… 

        E2 2.31、LH6.6 Fsh8.1 hcg0.3

3.21 D11 KLC 卵胞小さい 

        E2 34、LH8.2、P0.4

3.26 D16 KLC 内膜6.4、卵胞小さい、

        E2 42、LH17.7、P0.7

       月曜に育っていなければ、採卵見送り

3.30 D20 KLC 内膜5.4、卵胞13.1、

        E2 80、LH15.2、P0.8

        卵胞育っていないので見送り

        土曜から出血のこと伝える 

        ホルモン値的に生理ではない

        ピルを飲んで1度リセット、また3日目に来院

        血栓ができやすいのでピルは飲まないよう言われたこと伝えると、

        その病院に確認してみてとのこと。

        そうなのか…


3.28〜4.03まで出血。4.01と02で出血混じり伸びるおりもの


3.31 D21 杉WC初診 内診、診察、血液検査

        子宮動脈ドップラー検査、

        PI3以上だと着床しない

        右2.99、左2.80で、両方3に近い

        着床しずらいのだろう

        血液凝固系は採血の順番で値が変わってしまうので、今回しっかり検査しましょう。と。

        私のPI平均2.88でほぼ3…

        着床障害は先生も研究中で未知の部分が多いそう

        手立てはあると言っていた

        血液をさらさらにしていきましょうと言われた

        前向きになれそう

4.17 杉WC 結果

        プロテインS活性54%

        抗プロテインS活性抗体IgM +1

        バイアスピリン1日1錠、ユベラ2錠×3回を

        生理終わりかけから飲むよう指示

        移植前後からだと間に合わないそう





回顧録




最後の砦といわれるKLC。どきどきの採卵周期が始まった。

早朝から並び、受付を機械で済ませるとその足で採血フロアへ。採血が終われば内診、診察のフロアへ。

この移動がベルトコンベアのよう。

受付開始になると、並んでいた列がゾロゾロ進み、そのまま採血、内診、診察と続いていく。電光掲示版にずらっと並ぶ番号に目がチカチカ(゚ω゚)これだけの人が通うなんて、オバケクリニックだ(^^;)


採卵はというと、なかなか育たなかったので見送り。

やはりホルモンバランスが崩れていたのだろう。結局、リセットしたのは4.18。この周期は39日間に。


ARTに進んでからの刺激やホルモン補充、そして化学流産に、稽留流産。仕事で疲れきっている上、治療も重なり、二重のストレスで身体が疲弊していたんだと思う。

この時期、ホルモン剤を使わない周ことは、身体的にはよかったのだろう。ただ、もっとお休みすれば、身体を整えられたのかも…と今でなら思えるのだけれど。


そして杉WCの初診。

杉先生は落ち着いていて、どっしり構えていらして、ユーモアもある、お話を聞けば何故か明るくなれる方だった。

今までの治療の経過と、不育症検査結果を話し、まずは子宮動脈の超音波。

「う〜ん、早速なんだけど、悪いね」

ひえ〜…、でもどこか明るい先生(笑)

英文の論文を見せられながら、丁寧に説明してくださった。


子宮動脈ドップラー検査で、PIが左右平均3以上の人では、着床がみられなかったこと。私の場合、左右平均2.88で限りなく3に近く、着床しずらいこと。恐らく血液凝固系にもひっかかる可能性があること。


さらに、

「着床障害はまだ私も研究途中で未知なところが多いんだよね。だから…あなたの血液、ぜひ欲しい!」

と。いいサンプル見つけちゃったと言わんばかりに、笑顔でおっしゃる杉先生(笑)私の血液で、私のように反復不成功で悩んでいる方や着床障害で悩んでいる方の助けになるなら、喜んで差し上げますとも!

最後に、「まあ、打つ手はあるからね。これから血液をさらさらにしていきましょう!」と言われ、今まで暗闇にいたところに光がさしこんだような、明るい気持ちになれた。


血液検査の結果、プロテインS活性54%で、今まででいちばん低い結果。さらに抗プロテインS活性抗体が+1。なので移植周期の生理終わりかけから、バイアスピリン1錠、ユベラ2錠を3回飲むことに。今までは移植後から飲んでいたが、それだと間に合わないのだそう。生理終わりかけからがポイントで、生理始まってすぐだと内膜と一緒に流れてしまうから終わりかけからでいいそうだ。

私のような症例の場合、これで着床する人が多いのだとか。


帰りの電車の中、大量のバイアスピリンとユベラが入った袋を見ながら、何故だか泣きそうになるのを必死でこらえていた。


もしかしたら、私も妊娠できるのかもしれない。

もしかしたら、私も母親になれるのかもしれない。

もしかしたら、夫を父親にさせてあげられるのなもしれない。



RCOで不育症検査を受けていたので、杉WCに行くか最初は迷っていた。でも行ってよかった。杉先生の、優しく力強い言葉が私を前向きにさせてくれた。


希望をもって治療に臨めるようになったのは、大きな収穫だった。


そしてこの周期をってKLCに通うのをやめた(^^;)


やはり私にはどうも合わなかった。

機械的で画一的、そしてどこか冷たい…(これは私の主観)。それに、KLCは不育症や着床障害に否定的なところもネックで。ただでさえ精神的に辛いのに、病院の冷たさにさらに疲れてしまっていては続けられないと思った次第。


ちなみに、KLCを勧めてきた鍼灸院もこの頃にフェードアウト。通い辛くなってしまった。3軒目でようやく見つけた人情味のある鍼灸院で、血流を超音波で診てくれるからよかったんだけどね…。


ARTにステップアップをしてそろそろ2年が経とうとしていた。これまで長かった。精神的に辛いことが多く、妊活のことばかり考える日々。これまで繰り返しの陰性や化学流産に、落ち込む日々。でも、着床障害だということが分かって、迷子になりながら少しずつ光が見えてきたような気がしていた。